本記事では、一人暮らしの人が、都内で引っ越した経験をもとにベストな賃貸物件の探し方をメモがてら残しています。ネット上の情報や知人友人から情報を得まくったのでここにまとめていきたいと思います。
本記事では賃貸物件の「エリア選定」「探す」「物件確保」までに焦点を絞っています。
既に物件を決めた方には役に立たない記事になっていますのでご了承ください。
結論、3アプリ駆使×条件指定×新規物件出たら即電話で良い物件は押さえれらます!
この4STEPで、私は物件探しをしていました。
- 気になるエリアを通勤時間で絞って、エリアの目星をつける
- 対象のエリアをアプリの機能を使ってうろうろする
- アプリでひたすら待つ
- 出てきたら速攻電話・即確認
単純ですがこれだけです。
デメリットとして1か月は時間が掛かることですが、
賃貸物件に2年以上住むことを考えると、100万以上の大きな意思決定をするのが家さがしです。
その家探しでもし月5,000円の家賃を節約できたならば、5,000円×24か月=12万円の大きな節約になります。また、自分が精いっぱい選んだ物件であれば、納得感が強く、その後の暮らしの充実感もかなり違ってきます。
ここに時間を割く価値は必ずあるはずです。
ではそれぞれのステップで私の具体的な探し方を記していきます。
目次
1.気になるエリアを通勤時間で絞って、エリアの目星をつける
その前に背景・自己紹介
私は転職で職場の勤務地が変わったため、より通勤時間を短くするため、引越を決意しました。
職場は田町なのですが、
「そこから通勤時間があまり掛からないところはどこか」という軸をもとに探しました。
1人暮らしだったので、場所は狭くてもいいなあ、と考えていました。
◆住む町の条件
いろんな条件があがってくるとおもいますが、筆者が重視する条件は
- 通勤時間
- 家賃相場
- 町の雰囲気
でした。
通勤時間
一番重視すべきです。週5通う交通の便が悪いと、死にます。
毎日30分通勤時間が伸びるだけで、月で20日×30分で10時間もギュウギュウづめの中で過ごすなんて拷問以外の何物でもありません。
家賃相場
一番は、会社から徒歩圏内15分以内程度に住むのが一番でした。ただ、今回、職場が「田町」で、いかんせん家賃相場が高いところでした。そのため、通勤時間が20分以内で通えるエリアを探すことにしました。
スーモやホームズなどでは、通勤時間からの検索が可能なのでここから、候補のエリアをピックアップしました。
追加条件で7万~8万の条件を入れて、物件をぱらぱらみて、エリアの候補をピックアップしました。物件がすべて出てくるので、厳しめの条件をガシガシ入れて、エリアのみ把握できるようにしました。
結果ピックアップしたのが下記のエリアでした。
≪田町から通えるエリアで家賃が比較的お手頃エリア≫
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※浅草線、三田線も候補としてあがりましたが、JR駅からのほうが会社へ近く、徒歩10分ほど増えてしまうので却下しました。
※京浜東北線の北のエリア(赤羽、王子あたり)は朝のラッシュが地獄の沙汰のため却下しました。
生活環境(住宅街なのか繁華街なのか)
次に生活環境を考えました。
- 引越後、いろいろと生活用品や家具を買いに行くので、IKEAor無印良品orニトリは徒歩圏内にあるといいなあ
- 前住んでいたところは車通りが多くてうるさかったので静かな住宅街のエリアがいい
- 酒飲みのおっさんがうろうろするレベルの治安はやだ
- 住みやすさ、スーパーとか飲食店がそれなりにあってほしいな
という項目を検討し、
山手線の北東のエリア(西日暮里・日暮里・鶯谷)は風俗!汚い!みたいなイメージがあったので、行かずに候補から外しました。
そこで、
・山手線の南のエリア(大崎・五反田・目黒)
・京浜東北線の南エリア(大井町・大森・蒲田・川崎)
をエリアとしてピックアップしました。
2.対象のエリアをアプリの機能を使ってうろうろする
さて、
先ほどピックアップしたエリア
・山手線の南のエリア(大崎・五反田・目黒)
・京浜東北線の南エリア(大井町・大森・蒲田・川崎)
をうろうろして、実際に思っているような地域なのかうろうろします。
で、このうろうろするときに便利だったのが
SUUMOのアプリの「なぞって検索」機能でした。
従来の物件検索サイトだと、
住所を入れなければ該当エリアの検索ができませんでした。
ですが、この「なぞって検索」機能だと、
自分がうろうろしたいエリア(たとえばざっくり北東の商店街らへん)みたいな形で指でなぞると、そこのエリアの中の物件をピックアップしてくれます。
Twitterでも、「おすすめ!」という口コミが上がっていました。
SUUMOのアプリにはなぞって検索というものがあり、地図上の範囲をなぞって検索できる機能がありとても便利です。
これから家探しする人はぜひ使ってみてください。 pic.twitter.com/h9GZ3VLjwy— くみてふ@ライカ (@amkumitehu) 2018年7月31日
この機能でうろうろしながら、物件の相場観をつくっていきます。
それと同時に、
- このエリアに住みたいなあ
- このエリアはなしだなあ
で評価を付けていきます。
特に見てほしいのが、駅から各方面へ行くときの徒歩ルート。
東西南北の方向で、信号のあるなしや歩道橋・坂のあるなしを確認します。
例えば、「東口は大きな幹線道路があり、信号待ちで1,2分程度待つ
→徒歩時間は+1,2分で解釈したほうがいい」みたいな解釈が可能です。
坂が多い、起伏が多い、も実際に歩いてみないと割とわからなかったりします。
地図上では、距離はでますが、高低差までは見ていないからです。
あとは、帰宅ルートの動線にコンビニやスーパーが存在するかどうかも確認すべきです。
自分なりのこだわりポイントを忘れずチェックしましょう。
時間がない場合は、Googleマップのストリートビューで済ませていきましょう。
番外編:その地域の不動産屋へ行く(パイプをつくる)
良い物件は、レインズ(不動産仲介物件のデータベース)に出て1~2日程度で決まってしまいます。
もしいい物件があった時に、フットワークが軽く内見予約をしてくれる、リアル店舗の仲介業者(地元密着型だと顔が利くのでなお良い)と関係性を作っておくと、いざというとき便利です。
また実際、その土地をめぐる中で、仲介業者しか知らない情報を聞くことができます。
例えば「このエリアは意外と静か」
「坂が多いので自転車移動だときつい」
「このリサイクルショップは使える」
「このスーパーは夜遅くまでやっています」など。
ただ、向こうも商売でやっているので、情報だけもらって帰るというのは忍びないのでやめましょう。
後述しますが、なるべく「管理会社」経由で物件を契約した方が金額交渉の余地があるので、あまり仲介業者を使わず、私は物件探しをしました。
3.アプリでひたすら待つ
住みたいエリアと相場が把握できたらば、
相場に比べてコスパがいい物件が出てくるまで待ちます。
その際に使えるのがアプリの通知機能です。
大手3社(スーモ、HOMES、at home)のアプリをダウンロードし、
それぞれ同じ条件で、新着物件が出たら通知を送るよう設定します。
なぜ3社それぞれダウンロードするかというと、不動産会社によって載せるサイトと載せないサイトがあるためです。
物件を漏れなく網羅するために、3社のアプリをダウンロードします。この3社で99%以上は網羅できます。
ちなみにニフティ社のアプリで網羅系のアプリが出ているのですが、
- 条件の絞込みの項目が少ない
- データの反映速度が遅い(少しラグがある)
という点があるので、3社アプリ併用作戦のほうをおすすめします。
私の場合は、1か月半程度、この状況で良い物件が出てくるのを待ちました。
4.出てきたら速攻電話・即確認
物件は水物です。良い物件がでてきたら、速攻電話で確認。
内見の予約をすることで確度が高いことを不動産屋へアピールしましょう。
この際に電話する不動産会社は、「管理会社」にしてください。
基本的に、物件情報の下部に表示されているのが「管理会社」です。
ここで、「管理会社」と「仲介会社」を説明します。
「仲介会社」は仲介を専門に(管理も並行してやっている場合もありますが)やっている会社です。
「管理会社」は大家さんと連絡をとって、普段の物件の管理を行っている会社です。
駅前などにある会社はだいたいが「仲介会社」です。
「仲介会社」は、レインズとよばれる不動産物件データベースをみて、お客さんの希望にあった物件をピックアップします。
そして、その物件を管理している「管理会社」に、内見できますか?紹介できますか?と確認します。
これを「客付け」と呼びます。
「仲介会社」のデメリット
仲介会社は、基本的に大家さんとのコネクションがありません。
つまり、礼金・敷金の交渉や家賃減額交渉が不得意なのです。
- いちいち管理会社を通して行うコミュニケーションコスト
- 管理会社は大家さんを説得するインセンティブはあまりない
- 仲介会社は家賃が下がると自分の貰う仲介手数料(通例1か月分)が下がる
など多くの背景があり、交渉がしにくいです。
そこで、なるべく「管理会社」に直接交渉するようにしましょう。
大家さんに顔が利くため、交渉がスムーズです。
また、「仲介会社」を介すことで無くなってしまう「仲介手数料」もきちんと入ってくるため、利益が高いのです。
ただ、交渉もただ「家賃を下げてくれ!」だと誰でも嫌がります。
こちらの譲歩条件を示しつつ、対価を得るようにしましょう。
例えば
- なるべく早く入るからフリーレント(家賃が無い期間)をつくってくれ
- 次の人と間をあけないように入るから、礼金を免除してくれ
などです。
不人気の物件ならばストレートな交渉が可能なので
「この物件は空きがでてからどれくらいですか?」と人気度合いを不動産会社に聞きつつ、状況を偵察しましょう。
まとめ
一番は自分の好きなエリアと条件をうまく整理することです。
そこさえしっかりしていれば、あとはスピードと交渉力でなんとかなります。
不動産会社も、ビジネスとして、仲介業を営んでいます。
相手の立場を鑑みつつ、うまく交渉をするようにしましょう。