本記事では、もともと引越比較サイトの中の人だった私が、
どのように引越の準備をすれば安く、そして、スムーズに引っ越せるかを書いています。
ターゲットは、一人暮らしの方ですが、それ以外の方でも役立つ内容だと考えています。
引越前、やることが積みあがっているのが見えてくると、何にもやる気が出ません。
私もそうでした。
ただ、早め早めに行動しないと、かなりまずいものが数点あります。
「最低限これだけやっておけばなんとかなる!」や「あらかじめやっておくことで数万円得した!」だったことをメモがてら残していきたいと思います。
目次
1か月前~2週間前にやるべき4つのこと
最初に必ず早めにやるべき4点です。
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このそれぞれについて詳細を説明していきます。
①大型不用品の処分
大きいものを処分することで、引越がかなりスムーズになります。
これを機会に断捨離していきましょう。
その前に少し脱線しますが、どういう考えで捨てるとよいのかを紹介します。
断捨離の心構え
メンタリストのdaigoが提唱する「片づけにおける思考法」が役立つのでお勧めです
また書籍で出してある内容を、無料で動画公開しているので是非ご覧ください。
片づけだけにとどまらず、邪魔なものから離脱することでどう心が変わるかという内容になっています。
内容を簡単に要約すると
▼ なぜ捨てられないか?
・損失回避のため
行動経済学では
「ヒトはなにかを得た時の喜びよりも、なにかを失ったときの悲しさの方が大きくなるようにできている。」
といわれています。例えば、子供がピカチュウの人形をもらった時の喜びを+100としたら、
ピカチュウの人形を落とした時の悲しさは、-200になります。
なぜ悲しみが-200になるかというと、失った時の悲しみ-100に、
「保有効果」という心理的効果 – 100がマイナスされるからです。この「保有効果」という感情が、モノを捨てられない根本的な原因になっており、
ヒトが進化の過程で身につけた生得的なものである、と言われています。▼ どうやってモノを減らす?
じゃあ、どうやってヒトの本能に逆らってモノを減らせば良いのか?
過去に片付けブームをもたらした、こんまりさんが提唱している、
「ときめかないものは捨てる。ときめくものだけ残す」という方法があります。一方、daigoが提唱しているコンセプトは「使わないものは捨てる」です。
「知識を持っていることに価値はなく、使うことによって価値を生み出す」ように、
「モノも保有すること自体に価値はなく、使うことによって価値を生み」出します。
季節によって使うものもあると思うので
『1年以内に使わないものをルールに捨てる』をやってみることをおすすめします。
また収納用の棚やラックなどを捨てられない人もいると思いますが
daigo曰く
『人は収納があると、それに入れる用にモノを買ってしまう』とのこと。
収納棚を見てみると、不要なものがひたすら収納されていることが私もあります。その根源である、収納棚・ラックを引越しを機に断捨離してみるのも手かと思います。
さて本題に戻ります。
大型の不用品は大きく2つに分けられます。
・冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機の家電
・上記以外の、1辺30cmを超える大型の不要物(棚、椅子、ラック、ベッド、布団など)
なぜ早くやるべきかというと、捨てるのに予約が必要で時間が掛かるからです。
冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機の家電
これらは地域の公的なリサイクルセンターへ申し込む必要があります。
民間の業者がいくつかありますが、絶対、公的機関のリサイクルセンターにお願いするほうが安いです。
東京ならば、こちらのHPからどうぞ。
(SEOが弱すぎて、民間のリサイクル業者が『家電 リサイクルセンター』と検索しても、違うページばかりが出てくるので注意してください)
回収の申込み方法として
- WEB申込み
- 電話
がありますが、断然電話をおすすめします。
WEB申込みだと、1か月先まで予約がいっぱいのことがざらにあります。
電話だと早ければ、次の週~2週間後あたりの予定に突っ込めるのでおすすめです。
なぜだかは不明ですが、WEB申込みの場合は突然申込みが殺到した時に備えて上限を低めに設けているものだと思われます。
電話で申し込んだ後、費用を
- 当日現金払い
- 口座振り込み払い
のどちらかで支払って、当日引き渡しで作業は完了です。
大型の不要物(棚、椅子、ラック、ベッド、布団など)
自治体によって違う地域もありますが
基本的に、1辺30cm以上の大型の不要物は粗大ごみとして処理しなければいけません。
通常のゴミ出しでは、ごみ回収の人が持って行ってくれません。
そこで、家電回収と同様に、事前に回収を申し込む必要があります。
地方自治体ごとに、回収センター(東京であれば区ごと)があるので、
そこに電話orWEBで申し込みができます。
こちらも電話の方が手続きが早いのでおすすめです。
粗大ごみシールを粗大ごみに貼って、指定の日に普段のごみを出すように出します。
無料で不用品を処分する方法
ただ無料や売る方法もあります。
- 地域掲示板サービスのジモティ―(https://jmty.jp/)
- 地元のリサイクルショップ
リサイクルショップが取りにきてくれないことも多いので、ジモティ―がおすすめです。
ちなみに、メルカリもやってみましたが、大型の配送物はそもそも流通量が少なく、受け取ってくれる人を見つけることができませんでした。
ジモティ―では早ければその日に欲しいです!という人を見つけることができました。
取りに来てくれる人も多いので、大型の不用品処分に便利です。
値段を付けて売ることもできますが、早急な処分を優先するなら『無料』をアピールすると、引き取り手が出てきやすいです。
ちなみにジモティ―を使っている人の大半が40代らしく
私も引き渡した人5名すべてが40代~50代のおじさん・おばさんでした。
②引越の見積もり訪問の予約
自分でレンタカーや車を使って、引越しを行う人はこの項目は対応不要です。
引っ越し業者を使おうと思っている人には必要となります。
引っ越し業者を頼んだ時の流れとして
- 電話(引っ越し先の住所や荷物の量、見積もり訪問の日の確定)
- 訪問見積もり
- 実際の引越
という流れになります。
私のおすすめは、
3社程度の引っ越し会社を同じ日同じ時間帯に見積もりに呼ぶ
です。
一度に呼ぶことで予定をまとめられて、且つ、それぞれの引っ越し会社が競合を意識するので自然と金額が安くなります。
いちいち引越会社へ連絡するのも面倒なので
インターネットの一括引越見積もりサービスを使うのですが、
『引っ越し侍』や『ズバット引越見積もり』などは、基本的に電話の嵐になるのでやめたほうがいいです。
個人情報も、回線業者や通販カタログ業者へ販売されるので、引っ越し後1か月くらいは電話が時折かかってきます。
筆者は、一括引越サイトの会社に勤めていたので内情も知っているのですが、
基本的に、一番最初にかけた会社が、ユーザーとの成約率が最も高いです。
なので、引越会社はわれ先に電話をかけようとしてくるわけです。
また引っ越ししたすぐのユーザーの情報は貴重で
ネット回線やウォーターサーバー、保険などの貴重な営業リストになります。
そのため、『引っ越し侍』などのサイトは使わないほうが賢明です。
使っても電話がかかってこない大丈夫な一括見積サービスは
SUUMO引越 か 【引越しラクっとNAVI】です。
どちらでもいいのですが、SUUMOのほうが参加している会社かつ大手ゆえのコンプライアンスがしっかりしているのでSUUMO引っ越しをおすすめします。
引っ越しの1週間前などだと、引越会社の予定が合わずに、相場よりも高い金額で決められてしまうこともあります。
早めの見積もり予約を心掛けましょう。
③カーテンのサイジング・注文(シャワーカーテンも)
これ大事です。特に1階に住む予定の人は悲惨なことになります。
通行人からしばらくの間、私生活を見られ続けることになります。
今使用しているカーテンをそのまま流用するのはありですが、
往々にしてサイズが合いません。
あらかじめ内見の際や、契約を行った後に部屋に訪問をして
カーテンのレールの長さ(横幅)と、高さを測っておきましょう。
加えてカーテン用のひっかけるプラスチックのやつもあるかどうか確認しておきましょう。
amazonなどで購入して、
引っ越しした当日や翌日などに届くようにしておくのがベストです。
ユニットバスの方はシャワーカーテンもないと悲惨です。合わせて確認しておきましょう。
④ガスの訪問立ち合いの予約
退去時は、立ち合い不要のことが多いですが、
入居する際は基本的に立ち合いが必要です。
こちらも早くて5日~1週間後の日程までしか予約できないので、
忙しい人ほど早めに予約を入れておくことをおすすめします。
私は、これを予約することが、引越の4日前などだったので、
引越した後、3日間暖かいシャワーを浴びることができませんでした。
その際に、
- 引っ越し先の住所
- 現在のガスの契約内容(ガスの料金明細に書いてある)
が必要となるので、準備して手続きしましょう。
こちらも、WEBと電話両方で手続きができます。
まとめ
以上、引越しのだいぶ前にやっておくと、お得かつ重要なリストでした。
いま自分で見直してもよいまとめだなと感じます…。
特に、引っ越し業者の選定は数万円変わってくるので慎重に選びたいところです。
- 大型不用品の処分
- 引越の見積もり訪問の予約
- カーテンのサイジング・注文(シャワーカーテンも)
- ガスの立会の予約
この四点早め早めにやっていきましょう。