2016年10月19日現在、
Yahoo!検索の右側の検索広告が消えていることが確認されました。
KW:結婚相談所
Google検索の後追いで、
検索結果右側のテキスト広告枠を廃止したものだと考えられます。
参考:
この仕様の開始にあたり
大手広告代理店を中心にYahoo!から個別の担当者を介して周知があったようです。
Yahoo!の考えとして
Googleと同様に
「モバイルとPCで一貫した検索体験を提供する狙い」
があると考えられます。
今後の対策と対応を以下でまとめていきます。
■前提の確認
広告掲載を行っている場合
これまで右枠で4位以下で獲得していたKWは全体のうちどの程度を占めるのか、
まず確認する必要があります。
また
Yahoo!検索のPCからの全体の獲得数を確認する
ことも重要です。
下記に記しますが、残る1位~4位の掲載枠に配信が集中する可能性があります。
■今後の影響
・通常の広告部分(1位~4位)のクリック率(CTR)が上がる。
…これまでユーザーの視線を惹きつけていた右側の広告がなくなることにより、
より通常の広告部分にクリックが集中することが予想されます。
・表示回数(Imp)が下がる。
・クリック単価(CPC)が上がる。
…短期的に掲載順位を上げるプレイヤーが多くなるため、クリック単価が上がることが予想されます。長期的には、他のKWや、他の媒体に広告掲載が分散・平準化されるため、同程度へ収斂されると考えられます。
・より広告表示オプションが重要となる
・・・通常の検索広告の位置の視認性が上がる為、そこでの競争が熾烈となる。
広告表示オプションの有る無しや訴求軸の差別化によって大きな広告成果の差が出ることが予想されます。
■まとめ
Yahoo!版ETA(拡大テキスト広告)のリリースも直近であり、
Yahoo!の検索広告はよりGoogleに近づこう、追いつこうとする意図が感じられます。
広告運用者からすると、同じ論理、同じ思想を両媒体に反映できるので
結構楽になりそうです。
次は、
・構造化スニペットのような広告表示オプションの充実
・右側にYahoo!のコンテンツ(地図やニュース、ヤフオクなど)を配置する
などがありそうです。
広告表示を最適化するには
そもそもアカウント構造から。
おすすめのアカウント構造を論じた記事はこちら
⇒【hagakure構造】Google、Yahoo!における最適なアカウント構造の考え方