検索広告で避けては通れない、キーワードのマッチタイプ。
- 完全一致
- フレーズ一致
- 絞り込み部分一致
- 部分一致
の4種類があります。
今回は、キーワードのマッチタイプの考え方をサッカーのフォーメーションに例えてみました。
リスティング広告運用者はチームの監督
KWそれぞれに指示を出しながら、最適なKW構成を目指します。
完全一致キーワードはフォワード
狙ったボール(検索クエリ)を必ず取りに行く選手です。
ただ、競合の他の選手も飛び出しているため、取り合いになります。
選手のスピードを早くするために、ライン(入札単価)をガンガン上げるも、競合選手も上げてきて、結果、入札単価が高騰してしまうことが多いです。
フレーズ一致・絞込み部分一致キーワードはミッドフィルダー
ボール(検索クエリ)をフォワードよりも広く拾いに行く選手です。
フレーズ一致より、絞込み部分一致の方が、左右への動きが強い為、より多くのボール(検索クエリ)を拾うことができます。
ただ、監督がきちんと特定のボールを取りに行けと指示しないと動かない優等生型の選手です。
監督がきちんと構成すれば強いチームになります。
部分一致は、ディフェンス
いろんな球(検索クエリ)を拾いに行く選手で、最終防衛線となります。
ただ取りに行かなくてもよいボールへ走りこんでヘトヘトになって(コストを使い込んで)効率が悪くなってしまうこともあります。
入札単価は、ディフェンスライン
フォワードが(完全一致)がディフェンス(部分一致)の入札単価より低いと、ディフェンスが一定のラインですべて一様に拾ってしまって、疲れてしまいます。
ひいては、他の選手(競合)に本当に欲しいボールを取られてしまうので、慎重なライン戦略が重要です。
まとめ
監督は戦う相手や場所(アカウントやキャンペーン)ごとで、下記の業務を進めていきます。
・メンバー構成
ディフェンス(部分一致)の選手を多めにしたり、ミッドフィルター(絞り込み部分一致など)だけのメンバー構成を検討します。
・メンバーのスカウト
適切な検索クエリを考え出します。
・大型海外メンバーの招聘
Google検索であれば、動的検索広告などプロダクトがあります。
・フォーメーションの設計
入札単価の調整がこれにあたります。
おわり