リスティング広告の運用者だと、週次や月次で毎回、新たな施策/提案を求められることと思います。
本来ならば、戦略的に提案事項を作り、優先順位を付け、具体的施策に落とし込んでいくことがベストですが、
困ったときは網羅的に施策をやってみることも時には悪くはないと思っています。
やるべき施策に困った方向けに施策の一覧を、重要度に分けてまとめていきます。
【重要度高】
・リマーケティング(リターゲティング)(YDN/GDN)
サイトを訪れたユーザーへ広告配信。確度の高いユーザーが多いため、獲得効率が高い。
・サーチターゲティング(YDN)
過去30日間に検索したKWでターゲティングして広告配信。
個人的に結構多用しています。KWを増やす/減らす/ニーズで分けるなどで調整も可能です。
・バナーの追加
…YDN/GDNでそれぞれ対応しているバナーをすべて入れましょう。
300×250、728×90、160×600、468×60、320×50、320×100あたりを網羅しておけば大体大丈夫です。
・レスポンシブ広告の追加
…特にYDNで重要です。
・インフィード広告(YDN)
…YDNで最も獲得できる面。今やっているターゲティングと掛け合わせて使ってみましょう。
【重要度中】
・類似ユーザー(YDN/GDN)
…CVの類似ユーザーやフォーム訪問の類似ユーザーなど。
・コンバージョンオプティマイザー(特にGoogle)
…GoogleのCVOPの性能はかなり上がっており、これなしでは運用が難しい。
Yahoo!/YDNはまだ精度が微妙な印象。
・トピックターゲット/インタレストカテゴリ(YDN)
…とりあえずその商材にドンズバのカテゴリがあれば配信してみましょう。
・DSK(ディスプレイセレクトキーワード)(GDN)
…コンテンツターゲットの上位版みたいなメニュー。人&サイトを、設定したKWでターゲティングする。
・広告文/クリエイティブのA/Bテスト
…2週間~1ヶ月単位で続けていきましょう。特に広告文は【タイトル】を大きく変えないと、進歩は無いと思っています。
・リマーケティング/リターゲティングリストの細分化(YDN/GDN)
…1~14日のリーセンシー(訪問者)で区切ったリストで獲得できているのならば、1~3日、4~7日、8~14日へ細分化することで入札を最適化できる。
【重要度低】
・RLSA/Yahoo!SSサイトリターゲティング
…検索広告に訪問者リストを掛け合わせて、入札の強弱や広告文の出し分けを行う。
・広告表示オプションを網羅する(Yahoo!/Google)
…主なところだと、サイトリンク(クイックリンク)、コールアウト、電話番号表示、住所表示、構造化スニペットなど。
・Gmail広告(GSP)
…Gmail上へ表示できる広告。意外とimp出ます。海外だと結構獲れる。
・GAと連絡してスマートリストを作成(GDN)
…GoogleアナリティクスとGoogleAdWordsと連携させると、GAで取得できる指標も加味した、質の高いリストが作成できます。これを使って、リマケリマケ!!
・購買意欲の強いユーザー(GDN)
…Googleのアフィニティカテゴリの一つ。
・動的3兄弟(動的リマーケティング・動的検索広告・ショッピング広告)(GDN)
…大量の商品を扱うEC向け商材向き。
・ディスプレイキャンペーンオプティマイザー(GDN)
…配信面をGoogle先生が判断して拡張していきます。果てしない拡張。
・TPP(トップページプロモーション)(YDN)
…文字数は23文字。Yahoo!TOPに出るテキスト広告。
■まとめ
商材によって、合うメニュー、合わないメニューがあると思います。
ただ、どれだけの配信量だったりどれくらいのCPCなのか、実際に運用してみないと分からない領域でもあります。
相性が良さそう、あるいは当たりそうな仮説がある場合は、積極的に試してみるのが良いと考えています。
以下の記事などを参考に、現状のアカウント内を見直してみると新たな発見があるかもしれません。
おわり