業者に聞いてみた!1人暮らしの引越し相場

引越会社に依頼するときに把握しておかなければいけない「相場観」

元引越し比較サイトの中の人だった私が、ざっくり一人暮らしの相場感について、
元同僚や、昔付き合いのあった引越会社の人に聞いて、目安を作ってみたので参考にしてください。

私の引越のときの情報も載せています。

【結論】
時期×荷物量×運ぶ距離に左右されますが、「閑散期×荷物少ない×30㎞以内ならば、ざっくり税抜きで25,000円前後」です。

 

私は、

  • 閑散期の平日(8月前半の引越)
  • 荷物は13ハコくらい+セミダブルのベッド+棚2個+テレビ+洗濯機+絨毯
  • 東京都杉並区→東京都大田区の20km程度の引越

で、税抜23,000円(税込24,840円)でした。

 

 

一番重要な要素は「時期」

引っ越し料金は、時期によってかなり変わってきます。
考えてみれば当たり前なのですが、臨時のバイトを雇うにしても、
大体同じような人数で、需要変動2倍程度あるものに対応しているので、
料金も2倍程度違ってきます。

(出典:Googleトレンド 検索ボリューム)

 

閑散期の8月を50とすると、ピークの3月には100もあります。
そのため、なるべく安く引っ越すには、

引っ越し業者がなるべく暇な時期にすることがおすすめです。

 

1人暮らしの引っ越しの利点

引っ越し業者から見て、「単身引越し」のお客様は上客です。
荷物が少なくスムーズに引越が済むので、時間単価あたりの売り上げが高いのです。

したがって、家族引越に比べて、

価格交渉が単身引越しのほうが行いやすいという利点があります。

 

引っ越しするのにおすすめの時期

1人暮らしの方なら、家族で引越する方に比べて、引越時期の調整がしやすいと思います。
1人暮らしの方におすすめの時期は、緑色の閑散期の時期です。

基本的に、半期ごとの3月・9月は繁忙期になります。ここは避けましょう。
また1月後半あたりからすでに引越先のエリアが決まった大学生が動き始めるので
このあたりの時期を避けるほうが無難です。

なるべく土日よりは平日

土日はやはり込むので、平日にした方が5,000円程度安くなる可能性があります。

 

時期別1人暮らしの引越しの相場感

最初にお伝えしたように、時期×荷物量×運ぶ距離という3つの要素で相場が決まってきます。
1人暮らしの方向けに相場表を作成したので、ご覧ください。

 

ちなみに荷物量の定義として

  • 10ハコ程度・・・段ボール10個程度+家具(男性の単身だと大体ここ)
  • 20ハコ程度・・・段ボール20個程度+家具(大型家具などもあり、荷物多め)

のようなイメージです。
距離は

  • ~30Km 都内・市内近郊 /移動の所要時間(片道)1時間以内
  • 30~60Km  数市またぐ程度  /移動の所要時間(片道) 1~2時間
  • 60km~   県をまたぐ    /移動の所要時間(片道)2時間~

程度のイメージです。
距離よりも、実際の道路状況(幹線道路があるなど)のほうが所要時間に影響するので重要です。

 

わたしの場合(実際に引っ越してみた)

だいたい段ボール12箱くらいで、引っ越しました。

写真は実際の引越のときの荷物です。(これは引っ越した先の新居で、荷物を入れた後です)

 

 

このIKEAのセミダブルのベッドが強敵でした。

真ん中で分解して、運び込みました。

(あらかじめ分解する用の工具を買っておくといいと思います。私は、引越当日、工具がないことに気付いて急いでホームセンターに買いに行きました・・・)

 

 

 

結果、税込24,840円(税抜23,000円)でした。

千葉が拠点のワクワク引越センター(名前がちょっとこわい)を使いましたが

若い女性&若い男性の2人コンビできびきび動いてやってくれました。

だいたい移動時間も合わせて2時間程度(搬出30分+移動時間1時間+搬入30分)で、

体感あっという間に終わりました。

ワクワク引越センターの評判

引っ越し関係の友人に聞いたとこと、

ワクワク引越センターを使いましたが、上述したように、

対応もよく、スピード感もあってよかったです。

(もしかしたら、もう少し値引きの交渉はできたかもですが…。見積もりを頼むのが1週間前という近々すぎたので、ちょっと失敗しました・・・)

 

単身引越で安く価格交渉をする時のコツ

・「その日の引越の時間は希望無しです。お任せします」と伝える

基本的に、午前、昼、午後の3部制で、引っ越し業者はお客さんの引越しの予定を入れています。
例えば、うまくお客さんの日程が合わず、午前・昼のみの日程になると、ロスが出て、非効率になってしまうのです。

そこで、こちらから

「その日の引越の時間は希望無しです。お任せしますので、金額を3,000円下げてもらえませんか?」

などの交渉をすると安くなる場合があります。

 

・最低2社~多くて4社の見積もりを取る。できれば同日同時間帯。

基本的に、引っ越し業者は交渉していくと値下がりします。この日本で結構珍しい業界です。
交渉において大事なことは、「価格競合を用意する」ということです。

例えば、東南アジアで旅行しているときに、路面店で果物を買いたいとします。
そこで「この果物、100円値下げしてください」と伝えるより
「あっちの果物屋だと、100円安かったんだけど、安くならない?」と交渉したほうが、果物屋の主人としても納得感があります。

 

「ただ安くする」という買い叩く精神だと「安かろう、悪かろう」となってしまい、中途半端な作業員が手配されてしまったりします。大事なのは、その時期・自分の荷物の量に対応した妥当な値段まで、価格競合会社を使うことで値段を下げていくということです。

 

また、同じ時間帯に訪問見積もりをしてもらうことで、手間が省ける且つ、目の前に価格競合がいるため、妥当な料金体系になりやすいという利点があり、おすすめです。

 

基本的には、電話がかかる引越見積もりサービスだと、電話対応に一苦労です。

メール完結で済む「SUUMO引越」や「ラクッと引越NAVI」あたりがおすすめです。

 

まとめ

一番大事なのは、「時期」です。

できることなら、閑散期に引っ越すようにしましょう。

 

その次に重要な要素が「荷物」となります。

早め早めの不用品処分を心掛けましょう。

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